結婚式で親族を殺害、招待客に遺体食べさせる  

フィリピンの首都マニラ南西パラワン島のナラで先月17日、結婚式の最中に新婦の父親ら4人が親族の1人を殺害、遺体の一部を招待客にふるまっていたことが分かった。地元警察が明らかにした。
事件は、新婦のいとこにあたるジュニー・バイオット容疑者が数日後に自首して発覚した。別のいとこのサブトゥアリ・ピケ容疑者は出頭。新婦の父親のエラディオ・バウレ容疑者と、息子のジェラルド・バウレ容疑者を殺人容疑で逮捕した。
調べによると、エラディオ容疑者は、親族のベンジー・ガネーさんが転んだ拍子に新婦のお尻に触れたことに腹を立て、ジェラルド容疑者、バイオット容疑者、ピケ容疑者と4人でガネーさんを式場から離れた部屋に連れ込み、刺し殺した。
バイオット容疑者の話によると、4人はガネーさんを殺害後、灯油とココナツの葉で遺体を焼いた。バイオット容疑者はエラディオ容疑者から肉を食べろと命じられ、一片を口に入れたがすぐにはき出した。すると、バウレ容疑者からナイフで脅され、無理やり飲み込んだという。
その後、4人は式場に戻り、焼いた遺体の残りを招待客に振る舞った。
地元警察は「招待客は酔っぱらっていたから、何を食べていたかすら分かっていなかっただろう」と話している。