「いじめ許さん」全員にビンタ 辞表の先生、保護者が慰留

一部の生徒が一人の子をからかい、ほかのクラスメートも黙認。
これに頭きた、あるいは悲しくなった先生が「今度やったらみんなを叩いて先生をやめちゃうぞ!」と宣言を布告。だが児童もやめなかったために宣言通りにいじめ対象者以外の全員をビンタして辞表を提出。その後、全校生徒の保護者ほぼ全員分の「やめないで署名」があつまったっつー話。

同じ京都でも荒れた小学校の保護者8割が修学旅行中止を要請とはワケがちがうなあ。

森毅教授の「熱心だから体罰が許されるという話ではない。教師が体罰をするなら辞めるしかない」はたしかに正しいのだろう。
でも教師としては方法をまちがってんのかもしれないけど、どんなやり方でも相手が本気か否かは子どもでも大人でもわかると思う。「先生が生徒を好きかどうか、ちゃんと真剣に考えてくれてるかどうか」そんなことはけっこうガキでもズキュンと伝わると思う。これはそういういい例だ。よそ者が現場をみてもいないでとやかく言うことはなかろう。正論は正論であっても「どんな場合でも感情より正論が勝る教育」だったら、子どもがどんな大人になるか、そっちのほうが恐ろしい。

そんでズキュンと伝わってっけど悪いと思ってることついやっちゃうのもガキの面白いとこだ。それでこそ子ども!ビンタされた生徒より、先生の方が、気持ち的にも手のひら的にもどれほど痛かったか、そのうちわかるだろう。グーでもパーでもチョキだって、痛いものは痛い。数が多ければ尚更のこと。

ところで数で思い出したけど、このお話、私はビンタ云々よりもクラス全員責任の姿勢にやや反発を表明したい。

そろそろ私も息子の逆襲に備え、空手でも習おうかなー。チン蹴りとか目つぶしとか教えてくれるとこねえかな。

http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya060903.htm